生年月日(年代)をもとに、麻疹(はしか)の予防接種回数を判定するツールです(無料)。十分な免疫を獲得するには2回うつ必要があるのですが、20代・30代・40代・50代・60代・70代以上の一部の方は予防接種回数が少ない場合があるので要注意です。10代であれば問題ありません。(妊婦さんが要注意なのは風疹・ふうしんです)
風疹(ふうしん)と麻疹(ましん・はしか)の違い
まず、風疹(ふうしん)と麻疹(ましん・はしか)では、原因となるウィルスが違います。
風疹(ふうしん)は、風疹(ふうしん)ウィルス、麻疹(ましん・はしか)は麻疹ウィルスが原因です。
麻疹のほうが、一般的に症状が重く、感染力も上です。
特徴は以下の通りです。
★麻疹(はしか)・・・本ページのツールで判定
麻疹ウィルスが原因
症状が重め
感染力が強い
7~10日程度かかる多い
はじめ38度近くで、いったん下がり、40度近い高熱が出ることが多い
麻疹ウィルスが原因
症状が重め
感染力が強い
7~10日程度かかる多い
はじめ38度近くで、いったん下がり、40度近い高熱が出ることが多い
風疹は症状は軽いものの、妊婦さんにとっては風疹は大敵です。風疹(ふうしん)ウィルスは血液を通り、赤ちゃんにも感染し、
流産や死産、赤ちゃんに重い合併症が生じてしまう場合があります。
麻疹(はしか)の予防接種回数が問題になっている理由
麻疹(はしか)は、昔(2019年6月14日現在、46歳より高齢の方)は定期的に流行し、発症することで、子供の頃に自然と免疫を獲得していました。
★そのため、国の方針として、予防接種を行っていませんでした。
麻疹(はしか)の免疫は発症すると、ほぼ1生免疫が続くといわれています。
しかし、1000人に1人程度亡くなってしまう恐ろしい病気のため、予防接種を行い流行を防ぐ方針になりました。
★1972年10月生まれの人から麻疹(はしか)の予防接種を「1回だけ」行うようになりました。
ただし、麻疹(はしか)の予防接種は、1回だけうった場合、約95%の方は免疫を獲得できるのですが、約5%の方が十分な免疫を獲得できないことが判明します。
★そこで、1990年4月2日以降生まれの人から、予防接種を2回行うようになったわけなのです。
1回も予防接種を行っていない方と、1回しかうっていない方は、麻疹(はしか)に対する十分な免疫ができていない可能性があるというわけなのです。
麻疹(はしか)年代別「予防接種回数判定」ツールのしくみ
1972年9月生まれより前に生まれた方(2019年6月14日現在、46歳より高齢の方)は予防接種回数が0回、
1972年10月生まれから1990年4月1日までの生まれの人は予防接種回数が1回であり、
1990年4月2日以降に生まれた人(2019年6月14日現在、29歳より若い方)は、
定期予防接種の回数が2回であり、ほとんどの方が免疫を獲得できています。
人間は、時間の経過とともに年をとっていくため、調べた日時により年代がかわってしまいます。
そのため、生年月日をもとに、予防接種回数を計算しています。